我が家のめだか達の同居人は「ミナミヌマエビ」です。
我が家は元は熱帯魚を飼っていて、それからめだかにシフトしたせいか、飼い方のベースが熱帯魚です。
うちで生まれた子めだか達は外でめだかの飼育方法で育てていますが、卵を産む親は室内の水槽飼いで、熱帯魚の時同様、水草水槽の中で飼っています。
その為、水草のコケ取り要員としてエビが必要なんですよね。
今日はこのミナミヌマエビをご紹介します。
ミナミヌマエビってどんなエビ?
ミナミヌマエビは、ウィキベテアではこう紹介されています。
ミナミヌマエビは、十脚目ヌマエビ科に分類されるエビの一種。産卵も淡水中で行い、一生を淡水域で過ごす陸封型のヌマエビである。日本(静岡県焼津市以西、琵琶湖以南)、朝鮮半島、台湾、中国に分布する。本種の自然分布域外を含む日本各地に定着したカワリヌマエビ属の外来エビは別種であると考えられている。
体調は2~3㎝くらいで、熱帯魚などで一般的にコケ取り要員として飼われているヤマトヌマエビよりも一回り小さいエビです(ヤマトヌマエビは3.5~4.5㎝)
我が家では、ヤマトヌマエビが成長して大きくなったせいか、目で見た感じでは3倍くらいの差があるように見えます。
ついでにコケ取り能力も3倍の差があると言われています。
小さいのでコケ取り要員としての能力は残念ながらイマイチですが、めだかと共存できるという点ではミナミヌマエビが優勢です。
というのも、ヤマトヌマエビはめだかの卵を食べてしまう可能性があるので(我が家でも卵をくわえているヤマトヌマエビがいました…)
ヤマトヌマエビもミナミヌマエビも雑食性で何でも食べるのですが、やはり体が大きい分だけヤマトヌマエビは危険です。
一方のミナミヌマエビは小さいため、めだかの卵を食べられません。
むしろ、卵の周りに生えたカビを取ってくれるという情報もあったので、そういう点でもミナミヌマエビは我が家では重宝しています。
水槽で繁殖も可能なミナミヌマエビ
ヤマトヌマエビとミナミヌマエビ。
似て非なる両者ですが、一番の違いは産卵ですね。
どちらも卵を付けやすいのですが、ヤマトヌマエビは汽水(海水と淡水が混じった水)にしないといけないので、そこがネックなんです。
ヤマトヌマエビは鮎なんかと同じで、幼生は海で育つそうです。
海水の元などを買ってこれば、汽水を作る事は可能なんですが…
今のところそこまでの情熱が我が家にはありません。
なので卵を産んでも放置…(ごめんね…)
一方のミナミヌマエビは、淡水でOKなので割と簡単に増やせます。
後は寿命でしょうか。
ヤマトヌマエビは5年以上は生きる(15年以上とも)に対し、ミナミヌマエビは1年程度です。
但し、ミナミヌマエビは水槽内で繁殖が出来るので、うまく繁殖の流れが出来れば継続してコケ取りをしてくれます。
我が家のミナミヌマエビが抱卵
我が家ではめだか水槽のコケ取り要員としてミナミヌマエビを飼ってきましたが、暫くすると落ち着いたのか、卵を持っているミナミヌマエビが現れました。
ミナミヌマエビは親と同じ形で生まれてきます。
が、とにかく小さいので、さすがにこのままじゃめだか達の格好のエサになってしまいます。
なので新しくエビの繁殖用の水槽を準備して、今はそこで稚エビを育てています。
卵を抱えてから3週間?した頃に、ようやく卵が孵化して稚エビが現れました。
産まれた直後は…正直ゴミ?って思ってしまいました。小さすぎて…
でも、時間が経つと小さいながらに親と同じ形なのが分かってきます。
しかし小さすぎるので、現時点では何匹くらいいるのかが全く分かりません。
多分、20~30匹はいそうな感じです。
あまりに小さいので、水替えは我が家の水槽たちの中では断トツで神経を使います。
気を付けないと直ぐにポンプに吸い込まれててしまうので…
今はまだ小さすぎてめだかのエサになるのが確実ですが、大きくなったらそれぞれの親水槽に移動して、水草のお掃除に頑張ってもらう予定です。
取り損なってめだか水槽の中で誕生
卵を抱えているエビを見つけたらすぐに産卵用の水槽に移動していますが…
たまに取り忘れて、めだか水槽で生まれちゃうこともあります。
って言うか、この記事書いている時に生まれてました…
水替えの際は、取り忘れた卵やめだかの赤ちゃんがいる事もあるので、念のためにも捨てる水をチェックしていますが、今回いたのはエビの赤ちゃんでした。
しかも、その数10以上…
↑の赤丸が捨てられる寸前だった稚エビたち
写真じゃわからなくなってしまったけど、他にもいます…
この稚エビたちはみゆきの水槽にいたのですが、よ~く水槽の底を見ていると、いました!稚エビ…!
水草などに隠れて上手く生き延びていました。
しかしこのちびっ子たち、意外にすばしっこくて捕まえるのが大変!
という事で、どうしても取り切れないものはこのままここで育つのを待ちます。
もしくは、水替えのたびに捕まるのを待つか、ですね。
稚エビの頃ならめだかの赤ちゃんとも同居可能
ちなみに以前、ミナミヌマエビを飼った時、そこの水槽にも稚エビがおりまして、店員さん、どうしても交じってくるので‥‥とおまけでくれた事がありました。
あまりにも小さい稚エビたち、仕方ないのでめだかの卵水槽に入れておいたら、そこで育っていました。
4匹いた筈ですが、育っていたのは2匹のみ。
エビの方がめだかよりも水質に敏感なので、水に適応できなかったのかもしれません。
でも、ちびっこ同士なら共存は可能のようです。
水質に敏感という点では、めだかよりもエビの方が手がかかりますね。