メダ活

めだかが卵を産んだ!

めだかはペアで飼っていると、割と簡単に卵を産みます。

ここではめだかが卵を産んだ時の事と、その対処法について紹介します。

めだかが卵を産んだ!

我が家で最初に卵を産んだのは、「鮮虹」というラメのめだか達でした。

綺麗なラメ入りのめだかが気に入って、1セット7匹(雄3匹・雌4匹)を35㎝水槽で飼い始めた時は、卵の事なんてな~んにも考えていませんでした。
それこそ、生まれたらいいな~くらいのレベル。

過去にグッピーを飼っていたので、あんな感じかなぁ…くらいの感覚でした(いや、グッピーは際限なく増えて困ったんですが…)

めだかの産卵条件

我が家の鮮虹たちが初めて卵を産んだのは、家に来てから1週間後でした(早っ!)
お尻?のところに2~3粒のキラキラしたものがあって、最初は糞?と思っていたのですが、よ~く見ると卵でした。

グッピーだってこんなに早くはなかっただけに、完全に不意打ちでした。

とは言え、放っておく事も出来ないため、いきなり卵についての情報収集です。
調べてくると…

  • 水温は20度以上
  • 日照時間が13時間以上

ネットの情報ではおおむねこんな感じでした。
ちなみに…何もしていなかったけれど、どの条件も満たしていました。

生まれた卵はどうする?

さて、卵を産む条件はわかったし、生まれてきちゃったのは驚きでしたが嬉しくもあります。
それは今の環境がめだかにとっては良好でもあるからです。

しかし…この卵たち、このままほうっておいていいのか…という事になり、調べてみました。

めだかの卵をどうすればいいかについて調べてみました。すると…

  • めだかの卵は水草などに着床
  • 親は卵は食べないが、生まれためだかは食べてしまう
  • 増やしたいなら卵のうちに隔離が必要

なんとも世知辛い事に、めだかは生まれた我が子を食べてしまうそうです。
まぁ、グッピーもそうだったのですが、何とまぁ…という感じです。

しかし、食べられるのは可哀想なので、さっそく卵の回収を始めました。
まずは、家にあった産卵箱に卵を隔離しました。

産卵箱とは↓の右上の透明のケースです(こっちは熱帯魚水槽でお爺ちゃんベタを隔離中)

しかし、産卵箱も何かと便が悪く(水槽に対して大き過ぎた)、今度は産卵用のネットに変えました。

こっちの方がうちの水槽には合っていたので、今はこれを愛用しています。

卵の回収について

さて、卵置き場は決まったのですが、最初に出産に驚いている暇もなく、同じ水槽にいる雌4匹がそろいもそろって出産ラッシュを迎えました。
最初は数個の卵だったのに、調子が出てきたのか1匹が10個20個と卵を毎日産むので、我が家はいきなりベビーブームに突入。

しかも、卵を上手く水草につけるかと思いきや、場合によっては底に沈んでいたりと結構適当です。

そこで毎日卵を取るのが日課になりましたが…数が多くてかなり大変です。

そこで、卵をくっつける産卵床を遅ればせながらも設置する事にしました。

いや、水草につけられると、水草によっては外すのが結構面倒なんです。

最初に試したのは、↓の市販の産卵床でした。

これは中々にいい感じに卵を付けてくれたので、その内スポンジを買ってきて自作する様になりました。これも中々にいい感じです。

でも、色々試したくなったので、噂のほてい草にも挑戦。

近所のホームセンターで1株100円くらいで売っていたのと、水質浄化にいいと聞いたのでこちらも併用。

でも、ほてい草って根に絡まると外すのが大変なんですよね。根を切ってしまうし…

その後、ネットで見かけたこちらも試してみました。

一番楽だな~と感じたのが、最後の人口水草のふさふさのこれでした。
葉が細いので、外すのが簡単、掃除も簡単でいう事なし!
今はもっぱらこれを2つ用意して1週間ごとに入れ替えて愛用しています。

ちなみにほてい草は、外の子供めだか達の育成水槽行きになりました。

めだかの卵は意外と固い

めだかの卵を集めていて一番驚いたのは、その固さでした。
イメージでは柔らかくて、力加減を間違えたらすぐにつぶれてしまうかと思っていたのですが…

意外に割れない!

はい、指で潰そうと思っても簡単にはつぶれないくらいには固かったので、たまご集めは格段に楽になりました。

卵の管理

卵の孵化

さて、卵の回収にも慣れてきたころ、とうとう卵が孵化しました。

卵が産まれてから10日程経った頃です。

めだかの卵が孵化するには、卵が孵化するまでのおおまかな日数を計算するための温度指標「積算温度」というものがあります。

めだかの場合は250度で、これは25度なら10日、20度なら12~13日という風に、孵化には水温と日数が影響してきます。

我が家の場合、水温が25~26度だったので10日程で孵化しましたが、夏の暑い時期には水温が28度はあったので1週間程度で孵化する事もありました。

生まれたばかりの赤ちゃんめだかは、細い針金の先っぽのような感じで、よ~く目を凝らさないと見えないくらい小さいです。

また、同じ日に同じ親から生まれた卵でも、同じ日に全部孵化しません。
大体1~2匹が最初に孵化すると、翌日以降に一斉に孵化する感じです。
これは天敵対策だそうで、生き残るためのめだかの知恵なんだそうです。

赤ちゃん用の水槽を準備

さて、1匹生まれたらその後は嘘かと思うほどにわらわらと孵化する赤ちゃんめだか達。

さすがに産卵ネットの中においておけないため、急遽赤ちゃん用の水槽を準備しました。

我が家の赤ちゃん水槽は、道具編でも紹介した、DCMの「おさかな水槽セット」ですが、赤ちゃん様なのでサイズは「S」にしました。

赤ちゃん水槽で使ったのは

  • 水槽「S」サイズ
  • 産卵ネット
  • エアーレーション
  • LED照明

この4点です。

それまで親めだかの水槽に入れておいた産卵ネットは赤ちゃん水槽に移動し、弱~くエアレーションだけします。
エアレーションが強すぎると体力を消耗しすぎる上、エサが上手く食べられないからです。
めだかの飼い方を紹介しているサイトによっては、エアレーションは不要と言っているところもありますが、これも間違いではありません。

太陽光の有無で赤ちゃんの成長も変わるので、ここでも水草育成用の照明はセットです。

赤ちゃんは、孵化後2~3日はネットの中において、その後ネットの外に移動しました。

赤ちゃんのエサは?

さて、孵化した赤ちゃんのエサですが、生まれたばかりの2~3日は、お腹にある袋に入っている栄養だけで生きていけるのでエサは不要です。

エサやりは3~4日経ってからになりますが、まだまだ小さい赤ちゃんなので、エサは赤ちゃん専用のエサを与えましょう。

めだかの赤ちゃんが上手く育たないのは、栄養不足な事が多いのですが、これはエサが大きすぎて食べられない事もあるそうです。

また、水替えもこの時期は不要です。
我が家では赤ちゃん専用水槽(保育園)⇒5㎜超え(小学校)⇒1.5㎝超え(中学校)と、3つの水槽に分けて管理していますが、基本赤ちゃんの間は水替えは殆どしません。
えさの量も少なく、水もあまり汚れないので。

今は週に1回程度、コップ1杯程度の水を入れ替えるためです。
ちなみにこの時の水は、カルキ抜きは必須です。
我が家では外で飼っているめだかの大きな水槽の水を分けて使っています。