初めてメダカを飼う人向けに、我が家での飼い方を簡単にご紹介します。
我が家はこれでたくさん卵を産んでくれて、その数…う~ん…数百個?
もう数え切れないくらい卵を産んで、そして孵化しているので、この方法で問題ないと思います。
まずはメダカを飼うのに必要な道具について、初めての方の最初のステップです。
準備するもの
では、具体的にめだかの飼育に必要な物をご説明します。
水槽(優先度:大)
まずはこれがなければ始まらないのが水槽です。
ここでは3ペア(6匹)を飼う想定でご紹介します。
水槽のサイズとしては、下記を目安にしてください。
3ペア(6匹)で買う場合、35㎝クラスの水槽がお勧めです。
やはり小さな水槽=水質悪化が早いです。特に夏場は臭いも…
めだかは大食漢なので、食べる量も多ければ出す量も多いです。
そのため、小さな水槽では直ぐに水質が悪化して病気になり、最悪死んでしまいます。
また、縄張り意識(野生のめだかにはありません)があり、数が多いとその中で性格の弱い子が強い子に追われるので、それなりの広さがないと逃げ場がありません。
今はめだか用の水槽が色々売ってますので、目的に応じたものをお求めください。
小さくてお洒落なものが増えましたが、水質悪化が早いのであまりお勧めしません。
小さくてお洒落な水槽がいいという方は鑑賞と割り切り、1ペア(2匹)で飼うのがお勧めです。
エアーポンプ(優先度:大)
メダカを飼う際には、エアーポンプ(エアレーション)はつけましょう。
これはめだかへの酸素供給と水質安定のためです。
たまった水の場合、水中の酸素量が減るうえ、めだかに有害な物質が溜まる事もあります。
エアーレーションをする事で水流を発生させるのはめだかにとってもプラスです。
ただし、あまり強いエアーレーションだと水流が強くなりすぎて、めだかの体力を必要以上に奪うので、強さは必要ありません。
特に赤ちゃんめだかや年を取っためだかは体力的にきつく、エサが上手く取れない場合もあるので、程ほどの強さで十分です。
底砂(優先度:中)
めだか水槽に砂は必要ないという方も多いですし、掃除する際は砂がない方がはっきり言って楽です。
一方、水質安定の点から言えば、底砂があった方がいいでしょう。
水を浄化するバクテリアは砂の中で育つので。
初めての方や卵を取りたい!って場合はない方が楽です。
砂がない方が掃除は格段にやりやすく、卵を取るのも楽なので、これは「目的に応じて」でいいと思います。
カルキ抜き(優先度:中)
カルキ抜きとは、水道水に含まれているカルキを除去する薬で、熱帯魚では必須でした。
但し、バケツに水を張って1日置いておけば、カルキは大抵抜けます。
なので、前日から準備出来る方はなくても大丈夫です。
それに、水を足す程度なら少しくらいカルキが入っていてもめだかは耐えます(但しストレスなしかどうかは不明ですが…)
我が家では、熱帯魚もいるし、水槽が多く水を溜めておくのも大変なのでカルキ抜きは常備です。
人工プランツ(優先度:中)
めだかも個体によって性格は色々です。
気が強い子もいれば、大人しい子もいて、縄張り意識もあります。
気が強い個体がいると、場合によっては大人しい子がストレスで死んでしまいます。
大人しい個体には隠れる場所が必要なので、水草か人工プランツなどを置いて身を隠す場所を作ってあげましょう。
鑑賞目的なら色んなオブジェがあるので、そちらで楽しむのもいいですね。
また、卵を産み付けるのに水草は必要ですが、人工の水草でもちゃんと卵を産み付けます。
お勧めの水槽セット
色々書いても、初めての方は益々混乱してしまうので、ぶっちゃけ最低これがあれば大丈夫、という水槽セットを紹介します。
個別に揃えるのも面倒だし、初めてだと何を選んだらいいか迷いますからね。
わかりやすく、アマゾンの商品を例にします。
お勧め1
個人的には、外付けフィルターがついているこちらがお勧めです。
エアーポンプにもフィルターはついていますが、あまり浄化能力は期待できませんので。
めだかは結構水を汚しますし、夏場はどうしても臭いが気になるので、外付けフィルターがあった方が人にもめだかにもいいです。
お勧め2
マメに水を替えられる方や、飼う数が少ないならこちらですね。
こちらにもフィルターは付いているので、それなりに水をきれいにしてくれます。
ただし、フィルター交換がちょっと面倒いかも(古くなってくると砂とかを噛んで外しにくくなる)
外付けフィルターだけでも売っているので、最初はエアーポンプで始めて、後で外付けフィルターに変えてもいいです。
どちらの商品も似た様なものがホームセンターにありますし、通販もあります。
値段やデザインの好みもあると思うので、そこは好みで選んでみてください。
その他、お掃除グッズなど
水槽やエアーポンプ以外にも、めだかを飼う時にあると便利なものを紹介します。
掃除用ポンプ
一般的にどういうかは知りませんが、水替えの際に砂や砂利の中のごみも一緒に吸い取ってくれる掃除用のポンプです。
めだかならこの辺りが使いやすくていいと思います。
似たような商品はいくつかありますし、ホームセンターなどで安く売っています。
スポイト
ちょっとしたものを吸い上げるのに便利です。
例えば、メダカの卵やゴミを取る時や、簡単な掃除にも使えます。
我が家では赤ちゃんの回収にも使っています。
一個あるととても重宝します。
アミ
めだかを移動したりするときに使うアミで、一つは持っていたいですね。
めだかが増えたら大きめのと2つあると何かと便利です。
ホームセンターで安く売っています。
PH測定器
なくてもいいんですが、水質を測るのに1つあると便利です。
我が家では熱帯魚の水槽でヤマトヌマエビがちっとも定着しなくて、お店の人に聞いたらPHじゃないかと言われて購入しました(実際、PH値が合わなかった事が判明…)
めだかはあまり水質にこだわりませんが、健康に育てるなら一つ持っていると便利です。
以前は↓を使っていましたが…
どうも最初から調子が悪かったので、今は↓を使っています。
どちらでもいいと思いますが、個人的にはリトマス紙のタイプはお勧めできません。
安いのですが、そんなに頻繁に使わないので、置いておくといつの間にか使えなくなっているので…末永く飼うなら機械の方が安上がりだと思います。
他にも水槽のコケ取りようのスポンジや、水草水槽用のなが~いピンセットなどもあると便利です。
<参考>我が家の水槽
ちなみに我が家で使っているのは、近所のホームセンターで売ってる、DCMブランドの「おさかな水槽セットM」です。
サイズは幅35.9㎝×奥行18㎝×高さ26㎝です。
蓋が最初から外付けフィルターに対応しているのも気に入っています。
このセットに入っているのは下記のものです。
- ガラス製水槽(蓋付き)
- エアーポンプとフィルター
- エアチューブ
- 人口プランツ
- バクテリアの素
- カルキ抜き
- 金魚のエサ
- バックスクリーン
- 小冊子「お魚飼育BOOK」
我が家はこれらのセットに、下記をプラス&マイナスしています。
プラスしているのは、
- 底砂
- 外付けフィルター
- ライト(水草育成用)
- ヒーター
- 水草
- 温度計
逆に使わないのが
- エアーポンプとフィルター
- エアチューブ
- 人口プランツ
詳しくは道具編②で紹介しています。
この辺りは目的にもよるので、目的に応じて増やしてみてください。
最も、上記の基本セットだけでも十分飼うことは可能です。
ただし、卵が採りたいと言う方は、もう一歩踏み込んだ装備が必要なので、道具編②を参考になさってください。