めだかを飼ってみよう!
そう思い立ったあなたのために、初めてメダカを家にお迎えするために大切な事を説明します。
めだかを飼う場所を決める
まずは家のどこでメダカを飼うのかを決めましょう。
ただし、家の中でもメダカを飼うのに向かない場所があります。
日が当たり過ぎる場所
めだかは水温の変化に敏感です。
例えば夏は、日が当たると水温が一気に上がるためNGです。
冬は程よく水が温まりますが、夏は上がり過ぎて危険なので避けましょう。
水温が33度を超えると危険です。
どうしても日が当たる場合は、「すだれ」や「よしず」をかけるなどしてしっかり日よけをして上げてください。
人の往来が激しいところ
あまり人の動きが激しいところでは、メダカも落ち着きませんし、場合によっては水槽がひっくり返る恐れもあります。
そのため、あまり人の往来がある場所は控えましょう。
時に小さいお子さんには要注意です。
水槽をひっくり返し、めだかだけでなくお子さんにも危険です。
不安定な場所(棚など)
水槽はそれなりの重さになります。
不安定な場所だと水がこぼれたり、最悪ひっくり返して大惨事になるので、置く場所は安定している場所にしましょう。
日本は地震もあるので、メタルラックの様な棚の上も避けた方がいいですね。
床の上
床の上に直置きする方もたまにいますが、誰かが歩いたりすると結構響きます。
その為、床に直接置くのは控えましょう。床も傷みますし。
低い位置に置くなら、下に何か敷いた方がいいですが、水槽は結構重いので、耐重性と耐水性のあるものがいいです。
ペットには要注意
猫などは熱帯魚に興味を示します。
めだかも同様なので、なるべく他のペットの手が届かない場所に置きましょう。
道具をそろえる
場所が決まったら、メダカを飼うための道具を揃えましょう。
必要な道具については、下記の記事を参考になさってください。
道具編①は基本を、道具編②は更に1段階上を、産卵編は卵を産ませたい場合について説明しています。
水を作る
道具の準備が整ったら、次は水作りをしておきましょう。
水槽に必要な物をセットしたら、実際に水を入れて水を作っておきます。
この時、水は水道水ならカルキ抜きを入れるか、バケツにおいて丸1日外に置いてカルキ抜きをしましょう。
その水を入れたら、エアーポンプや外部フィルターを稼働させて、ちゃんと動くかのチェックも。
また、水温は適切か、場所が暗すぎないかの確認も。
適正な水温は18度以上ですが、理想を言えば22~26度がいいです。
また、卵を産ませたいなら日照時間が13時間になるように照明も必要です。
遅くともめだかをお迎えする1日前、出来れば2~3日前からやっておくといいでしょう。
我が家にメダカがやってきた
ここからは、実際にめだかが家に来た時についてです。
まずは水温合わせ
めだかは水温変化に敏感なので、家にメダカが届いた場合はまず、水温合わせをやりましょう。
やり方は簡単、買ってきためだかを袋に入れたまま、水槽に浮かべます。
2~5時間ほど放っておけば、めだかの入っている袋の温度と水槽の温度と同じになります。
↑こんな感じで袋ごとドボーンと浸けちゃってください。
次は水質合わせ
水も温度以外にも、PH(ペーハー)という酸性とアルカリ性の違いがあります。
また、硬水と軟水の違いもありますね。
水温の次は、これらの違いを合わせていきます。
やり方としては、
- バケツに買ってきためだかを入れ、そこに少しずつ水槽の水を足して馴染ませる
- 水槽にめだかの入った袋を浮かべ、一部を破って(切って)少しずつ水槽の水が入るようにする
この二つの方法があります。
どちらでも問題ありませんが、心配な方は①の方法が確実で安心です。
ちなみに①の方法でも、少し足したら暫く様子をみた方がより安全です。
うちは慣れているので②で問題はないですが、その加減も初めてだと分かりにくいので、初めて飼う方は①にしましょう。
↑の赤丸の部分がカッターで切った部分。水が少しずつ入って馴染んでいきます。
好奇心が強い子はさっさと出て行ってしまう事も。
初日はエサやりも不要
家に来た日はめだかもストレスいっぱいで、水に馴染むための大切な時間です。
その為、その日はそうっとしておいて、エサも上げる必要はありません。
元気そうなら少しずつ与えて様子をみましょう。
買った方法(店舗か通販か)や元の環境との差もありますが、最初の1週間ほどはそっとしておいて、エサも控えめにした方が無難です。